よくあるお問い合わせ

かけがえのない人と、この世で過ごす最後の夜、仏さまのお迎えをいただき、お浄土に生まれることを願う大切なおまいりの時間がお通夜です。

元来お通夜は「夜通し」といって、夜を通して、ともし火をともし、お香を絶やさず、一晩中、お参り申し上げたものです。これは電気や灯りのない暗黒な夜の世界を「死の世界」にたとえ、明るい朝をむかえられるようにお参りをした日本人が大切にしてきた「お参りの文化」の一つです。どうぞ適宜にお念仏を申して、お参りください。

葬儀の日に、浄土宗の教師(僧侶)から引導を授け、阿弥陀仏のお迎えをいただくことで、極楽浄土に生まれていくことを、お念仏をもとにお参り申し上げるのが、葬儀式です。

浄土宗の檀信徒の旅立ちには、不可欠なお参りですので、必ず行うようにしてください。

可能です。

本来、東京では、お通夜を営み、翌日に葬儀を行い出棺するのが一般的なことでした。しかしながら昨近では、葬儀の形式も変化を遂げています。寺院の僧侶が伺わずとも、しっかりお念仏を手向けるお通夜を過ごされ、一日で葬儀を執り行う「一日葬」も、要望があればお勤めさせていただきます。

可能です。

東京都内の火葬場は、いずれの斎場も慌しく、落ち着いてお参りすることも難しいような環境です。元来は、遺族が腰かけて座る等、時間と心を込めてお参りする環境を用意できればそれに越したことはありません。さまざまな事情から、直接、火葬炉の前で、お参りをする「釜前え葬」「直葬」などの場合であっても、浄土宗教師がお念仏によって回向申し上げることは、尊く大切なことと考えられます。

どうぞ初七日忌のお勤めをご依頼ください。

現在では、初七日忌のお参りは、単に「七日目」を指し示すのではなく、四十九日忌に至るまでの中間でのお参りという意味が込められています。初七日忌を過ぎてしまっていても「これから供養を始めていく」という心持ちで、お念仏によるお参りをおすすめ致します。

お寺が利害なしに運営する安心なシステムです。

浄土宗の檀家さん、あるいは「うちは浄土宗」とわかっていても,知っているお寺が都内にない方々のために、浄土宗寺院と皆さんとを結ぶ「縁結び」の機能を果たすシステムです。葬儀はもとより、年回法要(法事)や仏壇の魂抜き(発遣式)や魂いれ(開眼式)に至るまで、お気軽に相談ください。

はい、必要です。

いずれ納骨すべきお墓が地方の寺院の境内にある場合、必ず菩提寺の住職の承諾を得ていただくことになっています。何らかの事情で、菩提寺と連絡を取れないご家庭は、その旨、応対する僧侶に、その旨を告げ、相談に乗ってもらってください。

本ネットワークに登録をいただき、さらには特別の研修を受けられた寺院の僧侶が、お参りに出させていただきます。

認定された僧侶であるということの証明に、教区発行の証明書を持参していますので、確認ください。

法事は、総称すると「仏さまの教えを実践すること」を意味しています。

ですから葬儀でも、年回の法要でも、お釈迦さまの説かれたお経を読んで、あるいは教えにふれて、その教えを心にいただくことで、仏道を生きることといえます。
また親や親族をはじめ、大切な方々の法事を勤めることで、お念仏の功徳によって、亡き方々のいのちを生かし供養することができます。

はい、できます。

しかしお勤めさせていただくお寺によって、さまざまな環境に違いがありますので、各お寺にお問い合わせください。

頂戴できれば有り難いことです。

法要を勤める会場まで、自家用車で出向く僧侶もいれば、電車等、公共交通機関で伺う僧侶もいます。お車料は、お布施を補うものとして、大変有り難いことです。

大切な心遣いを意味します。

法要の時に食事をいただくという慣習は、施主(喪主)が僧侶に、そして参加者に食事を施し功徳を積むという趣旨と、お参り申上げる仏さまとご一緒に食事を相伴させていただくという意味があります。
時間の関係などで、一緒に食事のできない僧侶に「お膳料」をお包みいただくことで、それをいただいた僧侶は、自らが食事をする時、その仏さまにお十念を手向けていただくことになり、丁重に供養ができることにつながるものです。

特別ありません。

ただし、お位牌の開眼や、魂抜きなど、追加で法要の内容に何か他の内容を加えた場合は、ご考慮いただければ幸いです。

あらゆる施しを、布施として仏さまの供養のために頂戴いたします。

元来、布施とは形ある施し(有財施)、形には表せない施し(無財施)の2種があります。僧侶からの形のない施しとしての「教えによる施し(法施)」を受けたお礼に、法要の依頼者は、僧侶や寺院に形ある施し(財施)をして、功徳を積むわけです。 その代表的なものが、お金であるわけですが、菩提寺のある方は御住職にお尋ね下さい。お寺によっては、おおよその額が寺院・檀信徒間で決められている場合もあります。

菩提寺がない場合は、金額については、故人の菩提を弔い、追善の功徳を積むという意を込めて、それぞれの御事情からお考え下さい。

「お金以外の施し」も多々あります。

 例えば、お経の言葉に感動された方が、多くの方にそのお経の内容を知って欲しくて、お経の本を施した例、温かいケアを受けることのできた病人の家族が、病院にベッドや医療器具を施した例、昔は正座をして座った本堂が、椅子に座れることで楽になったことに喜び、二脚の椅子、あるいは数百脚の椅子を布施した例、跡取りのいない方が、永代に渡って先祖の供養をしたいと、自分の土地や屋敷そのものを布施して、お寺を一軒造った施し、等、布施の形はさまざまなものです。みな、仏さまのいのちやお参りする人の心を「生かすために行われる施し」を「お金以外のお布施」と表記しました。